大型クラゲ(エチゼンクラゲ)の有効活用策を探ろうと、越前町と水産総合研究センター、水産庁は十三日、同町越前生涯学習センターで第十回地域水産加工技術セミナーを開いた。「新たな越前ブランドの創出に向けて~クラゲ転じて福となす」をテーマに、漁業関係者らが最新の研究成果や加工の現状などに耳を傾けた。

 大きな漁業被害をもたらす大型クラゲについて、実態を把握し、資源として有効な活用策を見いだそうと開いた。研究者や水産加工業者らが、研究成果や加工の現状を発表。町内の漁業関係者や水産加工業者、商工業者ら約百五十人が聴講した。

 くらげ普及協会の福田金男さんは「クラゲは生でもおいしく食べられる」と題し、大型クラゲを生で使用したメニューを紹介。「日本では生で食べる習慣はないが、取り組み方次第で普及も考えられる」と話した。クラゲの消費量が多い中国向け輸出の可能性も示した。参加者からは臭みの解消法などで質問が飛んだ。

 このほか、県醤油味噌工業協同組合やクラゲクッキーを開発した小浜水産高の商品化の取り組みも紹介し、有効活用の可能性を探った。

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