国民の健康増進を図るため、規則正しい、栄養バランスの取れた食生活の普及を目指す「第二回食育推進全国大会」は九日、サンドーム福井で開幕した。福井県内外百六十四団体が百四十七ブースに出展。会場には七千二百人が詰め掛け、各ブースを回ったり専門家によるフォーラムや講演などを聴講して「食」への認識を深めた。

 大会は、毎年六月の食育月間に合わせ、昨年から内閣府などが開催。食育の祖とされる石塚左玄の出身地でもある本県で開かれる今大会のテーマは「健康長寿の福井から全国に広げる食育の輪」。

 開会式で高市早苗内閣府特命担当相は「食育先進県の良さを前面に押し出した充実した内容となった。先進県の名にふさわしい取り組み、成果に期待している」とあいさつ。西川知事は「食育に全力で取り組んでいる本県の食文化を全国にPRしたい」と述べた。

 開会式に先立ち、高市担当相や服部栄養専門学校の服部幸應校長ら八人による最終の有識者懇談会が開かれ、食卓を囲む機会の増加、情報提供活動や体験活動の充実などを骨子とする重点項目を取りまとめた。

 会場では、一八九八(明治三十一)年に著書「食物養生法」で初めて、食育という言葉を使った石塚左玄の原稿や写真などを公開。焼きサバのちらしずしやサトイモの赤飯など、全国各地の郷土料理も用意され、多くの参加者が試食した。十日は、展示などのほか全国高校生食育王選手権大会を開催。福井食育宣言を採択する。

関連記事
あわせて読みたい