刺し網に掛かったコクチバスを回収する漁協組合員ら=7日、福井県大野市長野の九頭竜ダム

 福井県大野市の九頭竜ダムで7日、外来魚コクチバスの一斉駆除が始まった。奥越漁協や県、環境保全に取り組む市民団体などが刺し網を使って魚を回収。産卵床の確認も行い繁殖予防に努めた。8日も作業を行う。

 九頭竜ダムは九頭竜川の最上部に当たる。コイやカマツカなど在来の稚魚を食べるコクチバスの下流への流出を防ごうと毎年、一斉駆除日を設けている。

 初日は15団体約40人が5班に分かれ、作業に当たった。同市長野の九頭竜ダム管理支所近くでは、産卵床や成魚が確認された場所に縦1メートル、横30メートルの刺し網を設置。ルアーを使った釣りも行い、体長約40センチのコクチバスを次々と回収した。

 駆除は漁協単独でも行われており、回収する魚は近年、減少傾向にある。昨年度は一斉駆除での66匹を含む111匹が捕獲された。

 コクチバスは、5月下旬~6月上旬に1匹当たり1万5千~2万個の卵を産むとされている。

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