福井県観光客入り込み数(推計)の推移

 2016年の福井県観光客入り込み数(実人数)が、1652万人と平成に入ってからの最高を更新した。県が7日発表した。観光消費額も最多の1255億円になった。主要観光地で入り込み数(延べ人数)が100万人以上となったのは、東尋坊(坂井市)と福井県立恐竜博物館・かつやま恐竜の森(勝山市)、西山公園(鯖江市)の3カ所で15年より1カ所減った。

 入り込み数の実人数は、15年までは04年の1人当たりの「平均訪問観光地点数」を表す数値を使って算出していた。今回は最新となる16年の数値を用いて算出したため単純比較できない。県観光振興課によると、04年の数値で16年分を算出すると、実人数は1346万9千人で平成以降最高だった15年を6%上回った。観光消費額も967億円で3・2%増になるという。

 16年の入り込み数は1652万2千人(日帰り客1353万1千人、宿泊客299万1千人)。県内外別では県外客が800万9千人、県内客は851万3千人だった。

 県外客を出発地別にみると関西が337万4千人でトップ。以下、中京193万1千人、北陸134万4千人、関東72万6千人が続く。関東からの入り込み数について県観光振興課は「上野駅や横浜駅などの首都圏で恐竜王国福井の集中的なプロモーションを継続したことなどで、大幅増となった15年に続き好調に推移している」としている。

 県内主要観光地の入り込み数は、東尋坊が144万1千人で15年比2・6%減となったものの、1位をキープした。一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)と、あわら温泉(あわら市)が100万人を下回った一方、西山公園が5年ぶりに大台に到達した。

 県観光振興課は「北陸新幹線金沢開業効果に落ち着きはみられるものの、西山公園や気比神宮(敦賀市)などの既存観光地に加え、まちの駅・旭座(小浜市)や道の駅禅の里(永平寺町)などの観光拠点の新設、坂井市で開かれた東海・北陸B―1グランプリなどのイベント開催が入り込み数増につながった」と分析。「関東にまだまだ伸びしろがある。23年春の北陸新幹線敦賀開業に向け、プロモーション活動を強化していく」としている。

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