宇宙短歌・俳句コンクールの俳句ジュニア部門で最高賞に輝いた清水煌生君(右)と、短歌ジュニア部門で最高賞に選ばれた清水琉生ちゃん=5日、福井県坂井市内

 宇宙をテーマとした短歌、俳句を募る「宇宙短歌・俳句コンクール」で、福井県坂井市の8歳と5歳の兄弟がそれぞれ俳句、短歌の最高賞に輝いた。中学生らを抑えて栄誉を手にした2人は「ますます宇宙が好きになった」と喜んでいる。

 小学2年の清水煌生(こうせい)君と幼保園に通う弟琉生(りゅうせい)ちゃん。煌生君が俳句ジュニア部門の特選、琉生君が短歌ジュニア部門の「坊っちゃん賞」に輝いた。

 コンクールは、松山市で9日まで開かれている宇宙分野で世界最大規模の国際会議「宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」の実行委が、会議開催と正岡子規、夏目漱石の生誕150年を記念して実施。ジュニア部門は中学生以下が対象で、全国から俳句部門に520句、短歌部門に334首が寄せられた。

 俳句ジュニア部門は地元俳句団体の7人が審査。1人が3句ずつ、最高賞に当たる特選句を選んだ。煌生君の「宇宙ゴミ 春一番で とんでいけ」は、多くのごみが漂う宇宙がきれいになってほしいとの願いが伝わるとして、特選に入った。

 短歌ジュニア部門は、日本初の女性宇宙飛行士向井千秋さんが考えた「宙返り 何度もできる 無重力」に続く言葉を募り、向井さんら6人が審査した。「僕がまわると 宇宙もまわる」と続けた琉生ちゃんの作品を、向井さんが「当たり前のことを素直に表現した秀作」と絶賛、最高賞二つ(各1首)のうちの「坊ちゃん賞」に選んだ。

 自宅近くに福井県児童科学館があり、宇宙に興味を持ち始めたという2人。「賞に入ってさらに宇宙に興味が湧いた。最近買った事典でもっと勉強する」と話し、2019年に福井県での開催が内定したISTSに「絶対参加する」と意気込んでいる。

 作品はISTSの会場で7日まで展示されている。

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