▽ 気象

福井市 1934年生まれ 気象予報士 1947年、13歳のとき中国より小浜へ引き揚げ、1954年気象台に入る。 1995年定年退職、1996年から9年間NHK「気象百科」に出演。

 北陸の梅雨入り平年日は6月12日です。6月1日に発表された北陸地方の一か月予報は「期間の前半は・・・平年に比べて曇りや雨の日が多い」となっています。この期間に梅雨入りを示唆しているように読み取れます。

 

 過去30年の梅雨入り・明けをグラフにしました。第1図で縦軸は6月1日を「1」、7月31日は「61」、8月21日は「72」と読んで下さい。横軸は西暦年で千と百台は省略しました。梅雨入りは早い年と遅い年では26日の差があります。一方梅雨明けは43日も差があり年によりずいぶん違います。

 

 第2図は梅雨期間の日数で、平年は43日間です。作図の都合上、梅雨明けが特定できない年は平年日7月24日としました。

 

 雨季と乾季が明瞭なのは南西モンスーンの吹くアフリカ西岸、インドやミャンマーの西岸、北西モンスーンの吹くオーストラリア北岸などです。インド西岸のムンバイは市域人口1,248万人と世界でも有数な大都市です。(1995年までは英語での公式名称でボンベイ)雨季と乾季が見事に分かれています。雨季はインド洋から高温で湿潤な気流が流れ込み、乾季は内陸部から乾燥した気流となります。第3図はムンバイと福井の月別降水量平年値です。年間降水量はいずれも約2200mmです。

 

 5月の降水量は少なく嶺北の山間部以外は平年の50%以下でした。気温は全県で平年並より高く嶺北の山沿い山間部以外は1℃以上高くなりました。日照時間は全県で多くなりました。

 

 知り合いの農家の人は「雨は少ないんやし、田圃に頻繁に水を入れており、稲の生育はいいんやが、どうなっているんかのー」

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