日本原子力研究開発機構は六日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、一九九五年十二月にナトリウム漏れ事故が起きたCループ二次冷却系配管へのナトリウム充てん作業を再開した。作業はトラブルなく進み、事故から約十一年半ぶりにナトリウムを充てんした。

 もんじゅの冷却系三系統のうち、A、Bループの二次冷却系は、五月に充てん作業を行った。三系統すべてを終えたことで、現在進めている改造工事の確認試験は最終段階に入る。

 この日は午前十時五分から作業を再開。蒸発器、加熱器の入り口配管や空気冷却器などを真空状態にし、電磁ポンプでナトリウムを流し込んでいった。同十一時四十五分までに十二立方メートルを注入し、五日から二日間で計二百二十八立方メートルの充てんを終えた。

 Cループでは今後、緊急抜き取りの模擬試験や、不純物除去などのため、ナトリウムの充てんと抜き取りを繰り返す。七月下旬以降に三系統すべてで循環させ、さや管を改良型に交換した温度計などの健全性を確認する。

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