金沢―啓新 2回表に2点先制された啓新の先発藤原直也(左)と捕手の喜屋武賢=4日、新潟県三条市の三条パール金属スタジアム

 【春季北信越地区高校野球大会 準々決勝・金沢13―5啓新】

 夏に向け、投打の課題が詰まった試合だった。啓新は先発藤原直也が序盤につかまり、5回7失点。打線は前半の逸機で流れを失った。大八木治監督は「悪い面が出た」と仕切り直しを強調した。

 県大会で4試合に先発した藤原はピンチでの粘り強さが身上だが、ボールが甘く入り、踏ん張れなかった。背番号1をつけた右腕は「ひじが下がってインコースの制球ができなかった」と唇をかみ、「課題を克服したい」と再起を誓った。

 攻撃では11安打、12四死球で毎回走者を出しながら17残塁。一、三回に併殺、四回にはバント失敗で好機をつぶし、大八木監督はミスした選手を交代させる厳しい采配も見せた。主将の坂上翼紗は「チャンスで一本が出なかった。集中力の甘さが出た」と反省を込めた。

 それでも創部6年目で県大会初優勝。北信越大会は昨年春に続き、2試合を経験できた。失点こそしたが、救援した1年生右腕の浦松巧、2年生上ノ山倫太朗の投球を「収穫」に挙げた大八木監督は、本格派の牧丈一郎、藤原を含め「もう一回競争させる」と明言。投手を中心に守りから攻撃のリズムをつくってこそ、初の甲子園が見えてくる。

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