2日の東京株式市場で日経平均株価の終値が2万円台を回復し、約1年9カ月ぶりの高値水準になったことを受け、福井県内の証券会社や個人投資家からは歓迎の声が上がった。

 益茂証券(本社福井市)では取引開始から、業績が好調な自動車、電機など輸出関連をはじめ幅広い銘柄で買い注文が殺到した。松井康朗・営業本部付部長は「2万円のチャンスは何度もあったが、その都度押し戻されてきた。ようやく大台に乗った」と歓迎。「米景気の下振れ懸念が薄らいで、世界的にも景気が拡大している。出遅れ感のあった日本株が見直される動きが強まった」と分析した。

 ただ、トランプ米政権とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑や、北朝鮮のミサイル問題など国際情勢の緊張といったリスクがくすぶっており「右肩上がりの上昇は考えにくい」と慎重な見方を示す。それでも「しばらくは2万円台を下回ることはないだろう」と話した。

 三津井証券(本社福井市)の武本一美社長は、アベノミクスが始まって以降の高値である2万0868円(15年6月)は「最低でも超える」との見方で、今後は人工知能(AI)や半導体関連銘柄の株価が上がると予想する。米国の利上げはほぼ確実視されており、為替の円安・ドル高が進むことで「年末までに2万2000円から2万3000円を付けるのでは」と強気だった。

 福井市の30代投資家は「やっと戻った」と喜ぶ。「米国企業の業績がとにかく良く、国内も自力を付けた企業の好決算が続いている。英国総選挙の結果など楽観できない要因もあるが、相場はいい雰囲気で動くだろう」と期待を込めた。

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