6月4~10日は「歯と口の健康週間」

 6月4~10日は「歯と口の健康週間」。屋内外でスポーツを楽しむ人たちにとってはこれからの暑い季節、脱水症や熱中症に注意が必要だが、スポーツドリンクの飲み過ぎも用心したい。スポーツドリンクには糖分が含まれ、大量に飲むと虫歯につながりやすい。福井県歯科医師会は特に子どもたちへの注意を促している。

 汗で失われる水分や電解質の補給に、スポーツドリンクは欠かせないものと一般的に認識されている。暑い季節には汗を大量にかいて水分が失われるため、1日にペットボトル入りのスポーツドリンクを何本も飲む人もいる。

 多くのスポーツドリンクの中には糖類が入っており、中には500ミリリットル1本あたり、20~30グラム含まれるものもある。これは角砂糖6~8個分、スティックシュガーなら7~10本分の量。酸性度もpH2・5~4・5と高い。県歯科医師会の中村孝久・広報担当理事は「むやみに飲み続けると、酸で歯が溶かされる可能性がある」と話す。

 「のどの渇きぐらいであれば水かお茶で十分潤う。スポーツドリンクを体にいいものと思い込んでがぶがぶ飲むのは危険」と啓発する。水で薄めると、ミネラルや塩分の補給といった本来の効果も薄れる。

 県歯科医師会は、大量の発汗や熱中症などに備えたい場合は、ブドウ糖2%程度の「経口補水液」を勧めている。ドラッグストアなどで市販されている。ブドウ糖、食塩、レモン汁などを使い、家庭でも簡単に作ることができる。

 また、スポーツドリンクやジュース類などの清涼飲料水を大量に飲むことで「ペットボトル症候群」といわれる急性糖尿病状態をまねくこともあるとされる。世界保健機関(WHO)はガイドラインで、1日の糖分摂取量は小さじ6杯程度(25グラム)と示している。普段から水代わりに清涼飲料水を飲んでいる人は注意が必要だ。

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