与党整備新幹線建設促進プロジェクトチーム(PT)の初会合は三十一日、東京の衆議院第一議員会館で開かれ、福井県など沿線十二道県の知事、副知事から現状や課題を聴取した。西川知事ら北陸新幹線沿線各県は、そろって敦賀までの工事実施計画一括認可による本県延伸を求めた。

 自民七人と公明四人のPTメンバーが出席し、座長に津島雄二・自民党整備新幹線等鉄道調査会長を選んだ。津島座長は「基本計画見直しの時期が身近に感じられる。沿線の状況、課題を聞き、参考にしたい」と話し、沿線の要望を元に、計画見直しの論点整理に入る考えを示した。


 意見聴取は約一時間行われ、西川知事は「福井駅部は点として整備され、来年度完成する。間を置くことなく次の整備に入れるようお願いしたい」と白山車両基地から敦賀までの一括認可、北陸三県の同時期開業を要望した。また、開業の遅れは、福井駅をはじめ芦原温泉、南越、敦賀駅を中心としたまちづくりにも影響すると訴えた。谷本正憲石川県知事も「中京、関西との結節点となる敦賀への延伸をお願いしたい」、石井隆一富山県知事は「西に延びるほど経済効果を生む」、小熊博新潟県副知事は「東海道新幹線の代替として必要不可欠。敦賀までの一括認可を」と北陸新幹線沿線が一致して、本県延伸を要請した。


 会合後、西川知事は「会合が開かれたこと自体が手応え。県の思いは伝わった」と話した。


 PTメンバーの山崎正昭参院議員は「要望を踏まえ次回から議論に入る。個人的な考えだが、九州や東北、北陸の既着工区間が予定通り完成できるのか、未着工区間をどうするのか、整理した上で、財源問題を話し合うことになる」と見通しを示した。


 本県延伸には「敦賀まで一括認可を勝ち取るとともに、福井駅部から金沢に向かっての着工や新九頭竜橋、北陸トンネルなど難工事区間の工事などを求めていく」と話した。
 次回の日程は未定。PTメンバーは次の通り。

▽自民 津島雄二(座長)、古賀誠、萩山教厳、町村信孝、岩永浩美、中川義雄、山崎正昭▽公明 井上義久(座長代理)、木庭健太郎、風間昶、漆原良夫