福井大医学部付属病院は三十日、がん医療に関する専門的な質問や相談に応える専用ブース「がん相談支援センター」を開設した。がんの種類に応じ、専門の医師がパソコンや書籍を使いながら、がんの治療法や化学療法、手術後の療養法などを説明。個々で自由にインターネット検索することもできる。


 今年一月に厚生労働省の「地域がん診療連携拠点病院」に指定されたのを受け、同病院外来ホールの一角に設置した。さまざまな医療相談を受け付けようと、四月に開設した「よろず相談窓口」の機能を拡充。同窓口と違って個室空間で相談でき、プライバシー保護にも配慮している。


 約七平方メートルの空間に、二台のパソコンを設置。厚労省の治療ガイドラインなど約四十冊のがんに関する書籍を備えた。インターネット通信料や情報印刷代は無料。患者だけでなく、家族らの相談にも応じる。


 オープニングセレモニーには、病院関係者ら約三十人が出席。上田孝典病院長は「患者とのコミュニケーションの中心的役割を果たす施設であり、がん診療においても最高の医療を提供するという理念を一層実現していきたい」と述べた。


 利用は平日午前八時半から午後五時まで。専門医への相談は、よろず相談窓口または外来受付を通して行う。