2016年度性暴力被害相談者の年齢層

 性暴力救済センター・ふくい(通称ひなぎく)に2016年度寄せられた相談のうち、10歳未満の被害女児が未就学児を含め6人いたことが、同センターへの取材で分かった。加害者はすべて家族や親戚だった。

 センターは県済生会病院(福井市)が14年4月に開設。14、15年度は10歳未満が被害者になる相談はなかった。

 センターによると、16年度に把握した10歳未満6人の被害は、いずれも母親が気付き、児童福祉施設や警察を通じて相談があった。

 細川久美子センター長(同病院産婦人科部長)は「幼い頃に性暴力を受けても本人は何をされたか分からず、周囲が気付かなければ被害が繰り返されてしまう」と警鐘を鳴らす。

 性暴力を受けた子どもは、体を触られることに強い拒否反応を示したり、逆に他人の体をしつこく触ったりする傾向があるという。同様の傾向が確認された場合、「被害を受けているのかもしれないと気に掛けてほしい」と訴えている。

 一方、16年度にセンターに相談した被害者は65人で、15年度の84人から減少。15年度までは過去の被害を打ち明ける相談が目立ったが、16年度は被害を受けている最中の相談がほとんどで、警察や学校、行政と連携して対応しているという。男性からの相談は2人だった。

 同センターの相談専用電話は電話0776(28)8505。

関連記事
あわせて読みたい