「成道会」の飾り付け

正月を迎えたもちつきの様子

<お子さんをどういう思いで受け止めておられますか>

皆さんは、お子さんをどういう思いで受け止めておられますか?
そして、お子さんがどのように育ってほしいと願っておられますか?
そのためには、親としてどのようなことをしてあげたいとお思いですか?

12月、1月はそんなお子さんとのかかわりの根源的なことを考える、1年で特別な聖なる期間のように思われます。

キリスト教においては、アドヴェントといって、クリスマスを迎える心の準備のような期間が12月早々から始まります。アドヴェントカレンダーで、皆さんにはおなじみかもしれませんね。

たいてい12月の最初の日曜日に、子どものために‘りんごろうそくのまつり’〈アドヴェントの庭〉が行われます。私はクリスチャンではありませんが、昨年からご縁をいただいて、孫たちとこの‘りんごろうそくのまつり’に参加させていただいております。

1本のろうそくの炎に照らされた薄暗い会場には、会場いっぱいに大きくモミの葉で時計回りのらせん状に道が描かれています。〈どちら回りかにも意味があるようです。〉

ライヤーという楽器が柔らかな音色を静かに奏でる中を、子どもたちが白い柔らかな女神様のような服に身を包んだ天使に導かれて、中央のろうそくからりんごろうそくに‘あかり’をいただいて、後に続く子たちを照らすためにその道にあかりを置きながら静かに歩む光景は、とても厳かで神秘的です。付き添いの私たちまで、精神界からのシャワーをいっぱい降り注いでいただく思いがします。

それはまるで、子どもたちのこの世への誕生までの道のりの再現のようでもあり、冬至に向かう1年で最も夜の長いこの暗い季節に、心の中に精神の灯りをいただき、キリストの降誕を待ち望むまつりのようにも思えます。‘りんごのまつり’はひとつの秘儀としての祭りだともいわれています。

12月8日は「成道会(じょうどうえ)」といって、お釈迦様がお悟りを開かれた日です。私たちの園でもお餅をついてお祝いし、成道会式を行います。しかし、成道会は仏教国であっても日本ではあまりポピュラーではなく、その読み方もあまり知られていないことがちょっと残念です。そして25日のキリストの聖誕祭(クリスマス)。日本のお正月、お正月は1月1日から始まると思っていますが、12月13日の事始としてすす払いをする日から始まっているというのです。

お正月といえば、民俗を深く研究されておられる金田久璋さんという方がおられます。その方には、以前からお世話になり通しでしたので、何年か前に新聞に、特に嶺南に伝わる風俗について連載されていた文章をとても興味深く読ませていただきました。そのなかで特に「年玉」について書かれていたことが心にずーっと残っていました。