福井県経営者協会がまとめた本年度の新規学卒者の初任給調査(中間報告)によると、回答のあった79社のうち、初任給を引き上げたのは30.4%(24社)、前年と同額は35.4%(28社)となった。横ばいで推移した大卒に比べ、人手不足などが影響して高卒の上げ幅が大きくなった。


 前年度などに採用がなかった27社は比較できなかった。


 平均初任給は総合職では大学院卒・技術が前年比1.0%減の21万1990円、大卒・営業が同0.8%増の19万6630円、大卒・技術が同0.2%減の19万9883円で、ほぼ横ばいだった。


 これに対して一般職の高卒平均は事務、営業、技術、現業職で15万9536円~16万6675円、前年比で1.5~2.2%増えた。同協会は「売り手市場で大卒採用は厳しい状況。高卒にシフトする中で、待遇面で初任給を上げて学生を呼び込もうとする傾向にある」と分析している。


 業種別では総合職の大卒・事務平均で、製造業が非製造業に比べて1万644円、大卒・営業で1万6円、一般職の大卒・事務で1万6860円、それぞれ高かった。


 79社の採用状況は、2017年3月卒が計846人で前年より3人減った。製造業が22人減、非製造業が19人増えた。製造業の減少分は全て高卒だった。前年より採用を増やした社は30社、減らした社は29社、同数が8社、採用なしは12社となった。

関連記事
あわせて読みたい