中部縦貫自動車道

 軟弱地質などによる整備の遅れで延期となっていた中部縦貫自動車道永平寺大野道路(全長26・4キロ)の全線開通日が、7月8日に決まったことが25日分かった。複数の関係者が明らかにした。全線開通により、福井県の奥越地方から県立病院など福井市周辺の高次医療機関への搬送時間が大幅に短縮されるほか、冬期間の安定した交通路確保につながる。

 国土交通省は当初、今年3月末までの全線開通を目指していた。しかし、未開通区間の永平寺-上志比(5・3キロ)で永平寺町轟(どめき)の道路上部のり面の一部で軟弱な地質が確認されたことなどから、国交省福井河川国道事務所は今年1月に全線開通がずれ込むと発表した。目標時期については「夏前までの全線開通を目指していく」としていた。

 県のパンフレットによると、全線開通によって奥越から福井市周辺にある高次医療機関までの搬送時間が大幅に短縮される。例えば、県立病院までは勝山市役所からが約29分、大野市役所からは約31分になると想定している。

 永平寺大野道路は、福井市玄正島町と大野市中津川を結ぶ自動車専用道。福井北-永平寺(5・4キロ)と上志比-大野(15・7キロ)は既に開通している。大野油坂道路(全長35キロ)に関しては、県や大野市などが2023年春の北陸新幹線敦賀開業と同時期に完成するよう、政府・与党に要望活動を強化している。

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