福井藩祖・結城秀康の没後四百年を記念し、全国から秀康ゆかりの市民が集まるイベント「秀康公ゆかりの地 交流まつり」が二十六日、福井市の市立郷土歴史博物館や御泉水公園などで繰り広げられた。歴史研究家の講演や越前松平家当主の対談が行われたほか、関連企画展を開催中の同博物館や養浩館庭園を無料開放。福井市、茨城県結城市、静岡県浜松市の三市民が、秀康が生きた時代に思いをはせながら親ぼくを深めた。

 関係地の交流を図り、秀康をより身近に感じてもらおうと、同博物館と宝永地区の「宝永まちづくり委員会」が企画。生誕地の浜松市、大名として過ごした結城市から合わせて約百人が来福した。
 県国際交流会館で開かれた記念講演会では、秀康に関する著書のある小楠和正さん(70)=浜松市=が「検証・結城秀康の実像に迫る」と題して講演。生い立ちや家康の腹心として徳川家の天下のため活躍したことなど、さまざまな文献を基に解説した。
 また、越前松平家の二十代当主で、同博物館名誉館長の松平宗紀さん(67)=東京都=と小楠さんが対談した。松平さんは六月に松平家で四百年祭を行うことなどを報告。小楠さんは豊臣秀吉死後の秀康の活躍に触れ「秀康がいなければ家康もあれほどしっかり天下を取れたとは思えない」と高く評価した。歴史ファンら約二百五十人が詰めかけ興味深げに聞き入った。
 参加者は、同博物館の秀康展で展示されている貴重な品々を鑑賞したり、松平家ゆかりの養浩館庭園の散策を楽しんだりしながら、歴史ロマンにあふれた一日を過ごしていた。また御泉水公園では交流広場が催され、三市物産販売コーナーが設けられたほか太鼓演奏などがあり、家族連れらでにぎわった。

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