バスで旧跡などを巡る福井県越前市教委主催の有料の歴史講座が、無登録で旅行業務を行う旅行業法違反の恐れがあるとの指摘を受けていたことが24日分かった。市教委は同日、同法に抵触しない形で開催するため、講座を延期することを決めた。

 問題となったのは、越前市生涯学習センターが本年度企画した全7回の歴史講座のうち、27日に開催予定だった講座「歴史の証人北国街道を巡る」。バスで南越前町のJR今庄駅や木ノ芽峠の言奈(いうな)地蔵などを巡るもので、参加費はバス代と食事代を合わせ1300円。4月15日から参加者を募り、25人の申し込みがあった。

 市教委によると、今月23日に県外の男性から電話で、違法の可能性があるのではないかと指摘があった。市が県観光振興課に確認したところ、同法違反に当たる恐れがあることが分かり、延期を決めた。同法は、報酬を得て旅行者の運送などを行う場合、旅行業の登録を義務付けている。

 27日の講座は福井ライフ・アカデミーとの共催。講座のほかの6回は座学で無料だった。参加者に対しては、24日から電話で連絡を取り、事情を説明しているという。

 市教委は、延期した講座は秋ごろまでに開催したいとし「今後、バスを使った学習などについては、法に抵触しないよう十分確認した上で企画していきたい」としている。
 

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