日本原子力研究開発機構は二十四日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の二次冷却系配管へのナトリウム充てん作業を再開。トラブルはなく、三系統のうちBループで、計約二百立方メートルの充てんを終えた。

 Bループの二次冷却系のナトリウムは、二○○四年六月に抜き取られており、約三年ぶりの充てん。ナトリウムを循環させた状態で、抜き取り設備など改造個所を確認する。

 午前十時十八分に作業を開始し、二次冷却系の最上部の配管を真空状態にして、充てん用のポンプを動かした。午前十一時五十分までに十三立方メートルを注入。二十三日からの二日間の総量は計約二百立方メートルとなり、すべての配管に行き渡った。

 その後、弁をナトリウムを循環させる状態にする作業を経て、午後四時二十分に工程を終えた。今後は循環用のポニーモーターの動作確認や、緊急抜き取りの予備試験などを行う。

 二次冷却系へのナトリウム充てんは、Bループに続いて、今月末にAループで実施。一九九五年十二月にナトリウム漏れ事故が起きたCループは六月上旬の予定。

 七月から八月にかけ、三ループともナトリウムを循環させた状態で、配管を増設し、大口径にした抜き取り設備について、国が使用前検査を実施。約三十分短縮した抜き取り時間を確認する。事故の原因となり、改良型に交換した温度計さや管の健全性も調べる。

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