再開発事業による建て替えのため、23日夕に閉店する食品スーパー「ハニー食市場北の庄」=22日、福井市中央1丁目

 福井市のハピリン西側にある食品スーパー「ハニー食市場北の庄」(同市中央1丁目)が23日、再開発事業によるビル建て替えのため閉店する。ハニーの前に営業していた老舗食品スーパーを含めると半世紀の間親しまれてきただけに、「寂しくなる」との声が聞かれる一方、2019年秋の開業を予定する再開発ビルでの再オープンを期待する市民もいる。

 ハニーの前に営業していたのは「まるまん」。精肉店として1954年に同地に出店し、67年からは当時まだ珍しかった食品スーパーに業態を変えた。2006年に閉店した際に、ハニーグループが経営を引き継いだ。

 周辺住民やJR福井駅周辺で働く会社員らに親しまれ、多い日には約2千人が訪れているという。近くに住む松浦健一郎さん(72)は「価格も品ぞろえも庶民的で便利だった。早く戻ってきて」と残念がる。福井駅西口に勤務先がある五十嵐敦子さん(49)は「ハピリンもでき、街が大きく変わるときだから仕方がない。いい建物ができれば」と期待を寄せた。

 再開発事業では、19年秋までに分譲マンションを備えた十数階建ての複合ビルを建設する予定。ハニー食市場北の庄はそのビル内で営業を再開することになる。同店を経営する大嶋良雄社長(58)は「暮らしを下支えする店として、またこの場所に戻ってきます」と話している。

 同店は23日午後6時に閉店。30日には福井市日之出3丁目に「ハニー食市場日の出」を新規オープンさせる。

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