Laughin’って、二人にぴったりのプロダクション名だな。肩の力がふわっと抜けて、レキシの底抜けの爆笑も、永積くんの歌声に含まれた哀愁の微笑も、ぎゅっと包み込み詰め込んだ本作を観て、そんなことを思った。プロダクションの10周年突入を記念して開催された、ハナレグミ・レキシのカップリングツアー初日、東京国際フォーラムでの模様と、撮り下ろし“ドキュメンタリー風”番組を収録した2枚組だ。

 DISC1、東京国際フォーラムのステージにまず現れたハナレグミ、アニバーサリーツアーだけあって、永積くんもずいぶんとリラックスした様子だ。でも歌声は、やっぱり……素晴らしいなあ。『光と影』『家族の風景』といったおなじみの名曲をたたみかけるように連発したかと思えば、『オリビアを聴きながら』のカバーも飛び出したりと、限られた時間のなかでその魅力が凝縮されていた。続くレキシは、相変わらずグッドミュージックにレキシ的事実の歌詞(?)を乗っけて、大海原を立ち泳ぎでざぶざぶ泳ぐように、たまに(だいぶ?)放送できない他人の楽曲にも寄り道しながら、観客を熱狂へと導いていく。

 DISC2の悪ノリは、観てのお楽しみということで。とりあえず後半だいぶずっと暗闇でした。でもいい、楽しいっていい。2枚とも、観ているとなんだかわからないけれど幸せな気持ちになるから、これはたぶん名作というやつだ。

(ビクターエンタテインメント・4500円+税)=玉木美企子

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