雌の親鳥がハンターの誤射で死に、保護されるコウノトリのひな=21日午後、島根県雲南市(同市教育委員会提供)

 島根県雲南市でコウノトリの雌の親鳥がハンターの誤射で死んだ問題で、兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)の職員が21日、現地を訪れ、ひな4羽を保護した。コウノトリの郷公園に移し、人工飼育する。

 雲南市教育委員会によると、ひなは衰弱した様子は見られず、体重も標準的という。雲南市大東町にある巣から出し、健康状態を確認する作業には、同公園の獣医師や飼育員らが当たり、午後0時半ごろから1時間弱で終えた。

 市教委は残された雄「げんきくん」の行動観察記録を基に関係先と協議し、保護を決めた。雌が死んだ後も雄がひなに餌を与えていたが、(1)餌や水分を与え続けることができるか分からない(2)巣を長時間空けることが多くなり、外敵からの被害が心配―などを理由に、継続して育てるのは困難と判断した。市教委は同公園と連携し、早く対応するよう準備を進めていた。成育後は放鳥する予定という。

 市教委によると、害鳥の駆除活動をしていた猟友会のメンバーが19日午前、巣から約3キロ離れた水田にいた雌の親鳥をサギと間違って撃った。

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