敦賀市東浦地区の海岸一帯で二十二日、海面を朱色に染める現象が見られた。夜には青白い光の帯に”変身”し、波打ち際を彩った。

 同市五幡では日中、赤潮のように海面が染まり、国道8号沿いからも目撃された。夜は穏やかな波の動きに呼応するように蛍光色が波間を照らした。敦賀湾沿岸部の住民にとって、この不思議な現象は、春の風物詩だという。

 県海浜自然センターによると、この現象の正体は夜光虫の群れ。発光プランクトンの一種で、体長は0・二―二ミリ。水温の上昇とともに一気に増殖する。海表面から一メートル以内に浮遊する性質があり、富栄養化による一般的な赤潮とは違い、魚介類への被害はほとんどないという。

 こうした現象は水温の上昇する五、六月ごろ、日本海側一帯で発生。嶺南地方では敦賀半島や常神半島の沿岸部などでよく見られる。

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