第五十四回福井フェニックスまつりの実行委員会が十八日、福井市の福井商工会議所ビルで開かれた。まつりのフィナーレを飾る名物の花火大会は、会場の足羽川が豪雨被害の河川激甚災害対策特別緊急(激特)事業により河川敷の地形が変更するなどし、観客の安全が十分に確保できないとして中止することを決めた。六月の関連団体代表者による福井まつり協会総会で正式決定する。

 同まつりの花火大会は毎年夏、木田橋から板垣橋付近までの約一・五キロの間で河川敷や中州を利用して開かれてきた。しかし、この区間は今年二月から十一月まで、激特事業で川底を掘削する工事が進められている。

 花火大会を主催する福井観光コンベンション協会などは当初、県足羽川激特対策工事事務所や警察、消防と開催する方向で協議。同事務所は、打ち上げに使う部分の工事スケジュールの変更や観覧会場の集中整備などを提案してきた。しかし、工事が進行している以上「八月の本番までに不確定な要素が多く、観覧場所の工事が完了しても収容人数は減り、警備面でも安全確保が難しい」(市観光開発室)として中止することにした。

 この日の会議には、関係団体の事務担当者約五十人が出席した。福井観光コンベンション協会の担当者は「百パーセント安心して実施することができない。事故があってはならず、中止せざるを得ない」と報告。勝木健俊実行委員長は「何とか開催したかったが残念。その分他の行事を充実させ、市民の皆さんの理解を得たい」と話した。

 同まつりは八月四、五日に実施。テーマを「スクラム」とすることや、メーン行事の「民踊・YOSAKOIイッチョライ」のコースをフェニックス通りに戻すことなども説明された。