関西電力高浜原発の4号機=福井県高浜町

 関西電力は17日、高浜原発4号機(福井県高浜町、加圧水型軽水炉 出力87万キロワット)の原子炉を起動し、再稼働する。福井県内では、昨年3月の大津地裁の決定で高浜3号機を停止して以来、約1年3カ月ぶりの再稼働となる。4号機としては、初のプルサーマル発電を行う。

 4号機は2016年2月に再稼働したものの、わずか3日後に原子炉が緊急停止し発電することはなかった。前回に続き、プルトニウム・ウラン混合化合物(MOX)燃料4体を含む計157体を装荷した。

 関電によると、17日は原子炉に制御棒が規定時間内に挿入できることを確認する駆動検査を行った後、問題がなければ午後5時ごろに原子炉を起動。18日午前6時ごろに核分裂反応が連続する「臨界」に達する。

 起動時は制御棒を段階的に引き抜き、ホウ素濃度の調整を慎重に確認しながら作業を進める。宮田賢司・高浜発電所長と原子力規制庁の保安検査官、県原子力安全対策課長らも立ち会う。

 順調にいけば22日午後2時ごろに発電・送電を開始し、25日ごろにフル稼働する予定。規制庁の最終検査を経て、6月中旬に通常運転に移る。

 再稼働している原発は、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)に次いで4基目となる。

 一方、3号機は16日午前8時半に157体の燃料装荷を終えた。

 高浜3、4号機を巡っては、2016年1月の3号機を皮切りに再稼働し、3号機は同年2月に営業運転を開始した。しかし、同年3月に大津地裁が運転を差し止める仮処分を決定したため、司法判断で初めて原子炉を停止した。今年3月の抗告審で大阪高裁は大津地裁の決定を覆し、2基の運転を認める決定を出し、運転再開できる状態となった。

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