自動運転車の実証実験に向け、カートで遊歩道を試走する関係者=15日、福井県永平寺町京善

 旧京福電鉄永平寺線跡地の永平寺町遊歩道「参ろーど」を使った自動運転車の実証実験に向け福井県、永平寺町などは15日、実験に使用する車両タイプに近い電動カートを遊歩道に走らせ、道幅や橋の強度など道路整備に向けた課題の洗い出しを行った。

 町によると、本年度に参ろーど(約6キロ)の舗装を進め、車両を磁力線で誘導する電磁誘導線を路面に埋め込む。整備は本年度いっぱいかかる見通しだが、同町荒谷から門前までの約1・6キロ区間については、国道などと交差する地点がなく今秋にも実験を始める予定。

 この日は県、町のほか国立研究開発法人産業技術総合研究所、ヤマハ発動機などから関係者約60人が参加。えちぜん鉄道永平寺口駅から大本山永平寺門前までの全線を走行した。

 カートは2列シート4人乗りで全長310センチ。ゴルフ場で使用するカートをベースにしたヤマハ製の自動運転仕様ではない2台を使用した。

 関係者は▽橋の強度がどれくらい必要か▽道路の幅員▽すれ違いできるポイント▽転回できる場所―などをチェックした。途中、西川一誠知事、河合永充町長が試乗した。

 実験用車両は今後、ヤマハが開発。2~3列シートの4~7人乗りの専用カートになる見込み。側面にドアは設けず、雨をしのぐカバーを装着する。車両には各種センサーが付き、周囲の状況を捉えて自動走行する。実験は来年度末まで。

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