ドキュメンタリー映画のポスターに「チョップ」をする天龍源一郎さん=東京都港区の所属事務所

 福井県勝山市出身の元プロレスラー、天龍源一郎さん=本名・嶋田源一郎=のドキュメンタリー映画「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎」が18日から、福井市の福井コロナシネマワールドで上映される。19日に舞台あいさつに立つ天龍さんは「男が生きていくのは大変なことだが、見えないところで誰かに支えられ共栄共存しているころが垣間見られる作品。大満足の仕上がり」と話している。

 「ミスタープロレス」「生ける伝説」などと呼ばれた天龍さん。大相撲の元幕内力士で、26歳のときプロレスラーに転身。全日本プロレスの3冠ヘビー級王座など数々のタイトルを獲得、アントニオ猪木やジャイアント馬場にピンフォール勝ちして、プロレスの歴史に名を刻んだ。

 ドキュメンタリー映画は65歳になった2015年2月の引退発表会見から、同11月の引退試合までを追っている。

 引退表明後、天龍さんは最後の花道として計21試合のリングに上がった。親子ほど年の離れた若いレスラーと戦い続け、いかにして“最後の試合”に臨んだか—。この作品は40年間にも及ぶ大きな足跡を残したプロレスラーの“終活”を描いている。

 作品について天龍さんは「プロレス人生の悲哀をうまく切り取っている。ぼくの年輪とキャリアが相まって、人生の悲哀が感じ取れるのでは。地元の福井の皆さんに見ていただきたい」と強調。「カムバックしないの?と聞かれるが、さらさらそんな気持ちはない。本当にこの作品を作ってもらって、もうけものだと思う」と語った。

 川野浩司監督。ナレーションは俳優・染谷将太さん。2時間1分。全国各地で上映されており、天龍さんの福井での舞台あいさつは19日午前10時からの上映後、午後0時5分から行う。

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