暖冬の影響で連日好天続きの本県地方は二十二日、福井市の最高気温が今年最高の一七・一度を記録し、四月中旬並みの暖かさとなった。坂井市三国町の老舗提灯(ちょうちん)店では、ぽかぱか陽気のなか、カラフルな提灯を天日干しする光景が見られた。

 同気象台によると、気温が上がったのは本県地方が高気圧に覆われフェーン現象が起きたため。二月に一七度を超えたのは三年ぶり。

 同町南本町二丁目の提灯店「いとや」は、この時期、春祭り用の製作に追われる。天日干しは最終工程で、外回りの和紙に荏胡麻(えごま)油を塗り十日から二週間乾かす。「例年なら二月は屋内乾燥が当たり前。暖冬のおかげで十回ぐらい外干しできた。三十年近くやってるけど、こんな年は初めて」と店主の畑峰雄さん(51)。

 倉庫横の天日干し専用ざおには、近在近郷、遠くは嶺南からの注文品がずらり。油が染み飴(あめ)色がかった提灯は雨をよくはじくという。統一地方選の年らしく、県議選の個人演説会用もあった。