ツエーゲン金沢傘下のU-15TECHNICAL津幡のセレクションに合格した土山愛叶君。「世界で活躍するドリブラー」が目標だ=19日、福井県越前市

 福井県越前市の小学6年土山愛叶君(国高小)がこのほど、サッカーJ2ツエーゲン金沢傘下の15歳以下チーム「U—15TECHNICAL津幡」2期生に福井県内でただ一人合格した。4月からチームがある石川県にほぼ毎日通い、腕を磨く。夢は海外で活躍する選手。土山君は「メッシ選手やネイマール選手のようなドリブラーになりたい」と闘志を燃やしている。

 土山君は小学3年の時、地元国高サッカースポーツ少年団に入団した。チームのエースストライカーで、周囲を生かすプレーもできる。齋藤日出人コーチ(51)は「ボールタッチが繊細でキープ力が高い」と認める。週4、5日のチーム練習のほかに、自宅や近所の公園での自主練習も欠かさず、サッカーに対する思いは人一倍強い。

 県外での“武者修行”を決めたのは、本年度選出された県トレセンメンバー入りがきっかけ。同じFWのポジションの選手と力の差を感じた。「同じ場所にいては追いつけない。新しい場所で腕を磨きたい」(土山君)とセレクション挑戦を決意した。

 U—15TECHNICAL津幡は、ボールの扱いなど技術面に重点を置いて選手育成を目指し、ツエーゲン金沢U—15チームとは別に昨年結成された。指揮は柏レイソルなどでプレーし、金沢OBである石舘靖樹監督が務める。選考は小学6年生を対象に昨年行われ、約40人が参加。土山君を含む17人が合格した。

 チームを運営するツエーゲン金沢アカデミーによると、土山君は足の速さなど高い身体能力が評価された。担当者は「技術面は伸びしろがある。何より県外から通うという強い覚悟に期待している」と話す。土山君は4月から電車で練習に通う予定だ。

 ドリブルでのスピードの使い分けや判断力、シュートの質を磨き、1人で難局を打開できる力を身に付けたいといい、土山君は「チームのレベルはもちろん高い。不安はあるけど、しっかりやっていきたい」と意気込んでいる。

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