全国障害者スポーツ大会競技の福井国体会期中実施

 福井県は13日、2018年秋に県内で開かれる国民体育大会「福井しあわせ元気国体」の会期中に、全国障害者スポーツ大会「福井しあわせ元気大会」の車いすバスケットボールを行うと発表した。スポーツ庁によると、全国障害者スポーツ大会の正式競技を国体の期間に行うのは全国で初めて。

 県などがコンセプトに掲げる福井国体・全国障害者スポーツ大会の「融合」を具現化した。政府は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、障害の有無にかかわらずスポーツなどを一緒に楽しめるユニバーサル社会の実現を掲げており、融合の試みはそれを先取りする形。後に続く国体開催県にも影響を与えそうだ。

 県は障害者スポーツをより多くの人に見てもらい、障害の有無を超えた交流、感動を共有する大会を目指す。両大会の略称も「国体・障スポ」に決め、使用することを発表した。定着を図り、一体的に盛り上げたい考え。

 福井国体の会期は来年9月29日〜10月9日。10月13〜15日開催の障スポから、車いすバスケットボールを10月7、8日に前倒しして福井市の県営体育館で行う。同じ会場で国体のバスケットボール少年男子が終了した2日後に競技を始める。

 オープン競技の車いすテニスも、国体期間の10月6、7日に鯖江市の鯖江広域西番スポーツセンターで行う。

 国体・障スポの開幕約1カ月前からを「県民スポーツ交流期間」と設定。国体のデモンストレーションスポーツのうち、スポーツ吹矢、ペタンクなど10競技以上で健常者、障害者が一緒に楽しめるようにする。

 西川一誠知事は記者会見で「障害があるとか、ないとかに関係なく、みんなで一緒にやっていく大会にすることが2巡目国体の意味」と述べた。

 県は17年度当初予算案で、バリアフリーの一層の推進や県民の関心を高めるための経費約1900万円を計上。▽野外の競技会場などで使う可搬式の車いす用トイレ購入▽障スポのPRビデオ制作▽市町による融合推進イベントの支援—に充てる。

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