映画「チア☆ダン」の撮影様子を語る広瀬すずさん=4日、福井県庁

 福井商業高チアリーダー部「JETS」の全米チアダンス選手権大会初制覇までの実話をモデルにした青春映画「チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜」が3月11日全国公開される。主演の広瀬すずさんと、顧問役の天海祐希さんが福井県を訪れ、「夢を追いかけて、つかむ姿はとてもきれいで美しい。撮影中みんなが一つになれた」(広瀬さん)「頑張っている人の背中を押してくれる映画になった」(天海さん)と映画の魅力や撮影の様子を語った。

 ■「福井地獄」

 広瀬さんは、ダンス経験はないながら、天真らんまんで取りえは笑顔だけというヒロインを好演。天海さんは「地獄先生」の異名を持つ顧問の鬼教師役。広瀬さんは昨年公開の「ちはやふる」に続いての福井ゆかりの映画に出演する。「どこかほっこりする空気感を感じる」。天海さんはマネジャーが福井県出身で「おいしいものがたくさん」と福井に親しみを感じている。

 「福井弁は、一定の調子でしゃべって、最後が上がるか下がるかを意識して話した」と広瀬さん。JETSメンバーとして出演したOGの酒井麗奈さん(永平寺町出身)と、藤井利帆さん(越前町出身)にレクチャーも受けた。

 天海さんは劇中「福井地獄」のフレーズを“連発”。「愛してなきゃ出ない言葉。福井から出て外を見て、また福井のいいところを思い出しなさいということ。OGたちも、世の中に出てJETSの素敵さ、頑張った自分の素晴らしさをもう一度思い出してほしい」と話す。

 ■見どころは「全部」

 広瀬さんは18歳でJETSメンバーと同世代。見どころは「夢に向かい、みんなが一つになる姿」。天海さんは「全部」。苦労した点を尋ねると「言わない」と。「私は何でもできるという顔をして演技する。広瀬さんら(若い俳優)は多少けがをしたり体調崩したりしても一切口に出さない。第一線に出てくる子はすごい根性」と大先輩としてあたたかな目を向けた。

 新潟でのロケ現場には、現役のJETSメンバーが訪れ、世界レベルのダンスを披露。天海さんは「広瀬さんらにもスイッチが入った。目つきが変わったというか、いい意味での“殺気”が感じられるようになった。あの日を境に、みんな変わったんじゃないかな」。広瀬さんは「パワー、エネルギーをものすごくもらった」と続けた。

 ■挑戦にエール

 “実物”のJETSは3月3〜5日、全米5連覇に挑む。広瀬さんは「ものすごくキラキラしたエネルギーの塊のよう。今回福井に来て『頑張って』と直接伝えることができてよかった」。天海さんは「プレッシャーをあまり感じずに楽しんでもらいたい」とエールを送る。「私たちのJETSもすごく頑張った。夢に向かって走ること、努力することはすごく素敵なことなんだと思える作品。ぜひ見てほしい」と口をそろえた。

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