プレミアムフライデーに合わせ、POP広告で雰囲気を盛り上げるスーパーの店内=24日午後4時40分、福井市のワイプラザグルメ館新保店

 仕事を早く終える「プレミアムフライデー(プレ金)」がスタートした24日、福井県内の仕事帰りのサラリーマンたちは「中小企業には関係ない話」「仕事は山積み」と話し、政府と経済界が打ち出すキャンペーンに実感が湧かないようだった。ただ、長時間労働が問題視されていることを受け「無理にでもプレ金の流れに乗ってみることで、働き方が変わるのでは」といった前向きな声も聞かれた。

 同日午後5時半ごろ。JR福井駅では、仕事帰りのサラリーマンが家路に向かった。多くはプレ金とは無関係の人たちだ。製造業の40代男性は「大都市の一部企業の話。人を雇って1人当たりの仕事を減らさないことには根本的な解決にならない」、福井市の女性会社員は「別世界という感じ。仮に午後3時に退社しても、家に帰って家事をするぐらい。それなら残業し、給料が増えた方がうれしい」と話した。

 「取引先では週休2日すら取れていない企業も多い」と話すのは福井市の人材派遣会社の50代経営者。「まずは残業を減らして週休2日を確保するのが先」と指摘した。不動産会社で働く坂井市の男性会社員も「月末は一番忙しい時期。月曜に仕事がたまるくらいなら、今まで通り働いた方がいい」と懐疑的だった。

 一方でプレ金を前向きに捉える声も。金融機関の40代男性は「仕事の効率を考えるようになる。早めにお酒が飲めるので、消費喚起にもつながる」と話し、商社の50代男性は「こうした動きが週休3日につながっていけば」と期待感を示した。

 県は21日、プレ金に合わせ各所属長宛てに休暇取得を促すよう通知。福井市も23日、早期退庁などを進める通知文を、職員が閲覧できる電子掲示板に掲載した。

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