フランスの少子化対策を紹介する高崎順子さん=17日夜、福井市のアオッサ

 フランスに住み、同国の文化に関する執筆などを行っている高崎順子さんが17日、福井市のアオッサで、少子化をテーマに講演した。男性の産休や無痛分娩(ぶんべん)の普及など、少子化を克服した同国のさまざまな政策を紹介した。

 県内の青年会議所OBらでつくる「県の未来を語る会」が主催。会議所のメンバーやOB、県や市町担当者ら約100人が参加した。

 フランスの1994年の出生率は1・66だったが、2010年には2・02に回復した。「フランスはどう少子化を克服したか」の著者でもある高崎さんは、同国の少子化対策を紹介。「男性の家庭進出を促すため、男性には2週間の産休がある。公務員はほぼ100%、民間でも7割が取得している」と話した。

 保育園は「働く親を支援するための施設」という位置付けで「親の負担を減らすことが一番の目的」と指摘。「おむつや食事は無料で、運動会や連絡帳もない。シンプルな運営形態」と述べた。

 無痛分娩が普及していることにも触れ「痛みがなく疲れもなければ、出産は良い思い出になる。無痛分娩は無料で、国として最初の子育て支援という考え方がある」と話した。

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