坂井市民憲章等検討委員会は二十八日、市の花、木、鳥と市民憲章の各最終案をまとめ、坂本憲男市長に答申した。花は「ユリ」、木は「サクラ」、鳥は「カモメ」を提案。憲章案は、二月七日発表の素案に市民の意見を反映して手直ししたものが出された。三月市会で可決されれば、四月十五日の市誕生一周年式典で正式発表する。

 市民憲章や市の花、木、鳥は昨年十月に、市民からキーワードや案を募集。市文協など各種団体と公募委員ら十人でつくる検討委で四回にわたり審議した。

 ユリ、サクラ、カモメはいずれも、市民から寄せられた最多の案。ユリは清らかで気品があり、六月には春江町のゆりの里公園で華麗に咲き誇って市民に親しまれていることが選定理由。サクラは「日本さくら名所100選」の霞ケ城公園があり、四月の桜まつりには大勢の市民や観光客が訪れており、市の象徴としてふさわしいとした。カモメは飛び交う姿が三国港の冬の風物詩で、市が海に面していることが感じ取れることを理由としている。

 市民憲章案は、旧四町域や市をイメージする色や象徴物などを盛り込んだ前文と五つの条文で構成。豊かな自然と市民融和をうたう。素案発表後に寄せられた市民の意見などを基に一部を手直し。「都市」を「まち」と読ませる本来の読み方と違う部分を削除したり、勢いを感じさせる表現を盛り込むなどした。

 山田昭雄委員長、澤崎暁子副委員長が、坂本市長に答申書を提出。坂本市長は「市民が意識してくれれば、市がよくなるものに仕上がっている。感謝したい」と話した。