県と県内十七市町は一日、電子申請・施設予約サービス「ふくe—ねっと」の共同運用をスタートした。九十種類の行政手続きのほか、公共施設の予約がインターネットで二十四時間できる。県と全市町が一体となった同システムの構築は全国で五例目。

 県庁で行われたサービス開始式には、市町関係者ら約五十人が出席した。西川知事は「申請手続きの際に市役所や役場に出向かずに済むので、仕事で忙しい方や体が不自由な方にとっても便利になる。今後も知恵を出し合い、サービス向上に努めたい」とあいさつ。知事と県町村会の川端繁事務局長がスイッチを押し、開始を祝った。電子申請の実演も行われた。

 電子申請できる手続きは、県が職員採用試験申し込みや競争入札の参加資格審査など四十種類。市町が乳幼児医療費助成や児童手当など五十種類。ネット上の窓口を通じ県や市町に必要情報を送信し、担当者が記載内容を確認して書類を発行する。住民票の写しなど厳密な本人確認が必要なものは、住基カードの公的認証で確認する。

 施設予約は、県が福井運動公園など三十七施設、市町は福井市の鷹巣荘など約百七十施設。施設の空き具合や概要だけが掲載され、予約できない施設も含まれる。

 行政の効率化や住民サービス向上を目指し、県電子自治体推進協議会が検討を重ねてきた。県ではシステムに親しんでもらうため、サイト内に写真ギャラリーを開設。県民から本県の魅力を撮影したデジタルカメラの画像を募集している。問い合わせは県情報政策課=電話0776(20)0270。