福井駅方面(奥)に向かい、着々と工事が進むえちぜん鉄道の高架橋(手前の白い部分)=2016年8月

 福井県議会は28日、総務教育、産業、厚生、土木警察の各常任委員会を開いた。福井駅付近連続立体交差事業の一環として県が取り組んでいる、えちぜん鉄道の高架化事業について理事者は、3月末に上部工がおおむね完成し、橋げたがつながると説明した。福井国体・全国障害者スポーツ大会開催前の2018年夏ごろの完成に向け、工事が順調に進んでいるとした。土木警察常任委で報告した。

 えち鉄の高架区間は勝山永平寺線約2・3キロと三国芦原線約0・7キロの計約3キロ。

 県都市計画課によると、橋げたがつながった後、高架の上にまくら木やレールを敷設したり、架線などを設けたりする。東側を全面ガラス張りにしたモダンで和風な雰囲気の新しい福井駅舎や、傘を差さずに風雨をしのげる新福井駅、福井口駅の整備も進める。18年春ごろから検査、試運転をした後、夏ごろにえち鉄が現在、仮線運行する北陸新幹線福井駅部(約800メートル)からレールを切り替える。

 えち鉄高架区間の踏切は北陸新幹線福井駅部下の宝永が既に撤去され、残る清川は高架での運行開始に合わせて廃止となる。高架と立体交差する車道、歩行者専用道路は高架完成前より14路線増える。

 小川俊昭県土木部技幹は「えち鉄高架を一日も早く完成させ、立体交差道路を速やかに整備して交通渋滞解消につなげたい」としている。

 厚生常任委では、17年度から第2期となるツキノワグマの保護計画案が示された。嶺北地域の15年の推定生息数は約760頭で06年と同数だったのに対し、嶺南地域は06年から100頭増え190頭となっている。

 県は「ツキノワグマは繁殖力が弱く、過度な捕獲は絶滅につながるが、近年は目撃数なども増加傾向にある」として、嶺南地域の年間捕獲上限数を7頭から15頭に引き上げるとした。

関連記事
あわせて読みたい