学生にお座敷仕事のやりがいなどを説明する福井・浜町芸妓組合の芸妓=1日、福井県産業会館

 2018年春卒業予定の大学3年生らの採用に向けた会社説明会が1日解禁され、福井県内でも合同就職セミナーが開かれるなど学生の就職活動が本格スタートした。

 合同就職セミナーが開かれた福井県産業会館に優雅な三味線の音が響いた。奏でるのは福井・浜町芸妓(げいぎ)組合(福井市)の芸妓さんたち。同組合が若手の人材確保に向けブースを初出展し、学生にお座敷仕事の魅力を伝えた。

 同組合を支援する福井芸妓伝統育成会などによると、昭和初期には約350人が在籍していたが、料亭や接待の減少、娯楽の多様化などで芸妓も少なくなっていった。現在所属しているのは4人のみ。同組合のホームページやハローワークを通じた求人も実施しているが、思うように人が集まらないことから、多くの学生が集まる説明会にブースを出展した。

 着物姿の芸妓3人が、学生に熱心に仕事内容などを紹介した。説明を聞いていた福井工大の学生は「福井の縁の下の力持ちになりたいと考えており、こういう仕事も面白いと思った」と話していた。芸妓のもも子さんは「思っていたよりも反応があった。この仕事に興味を持つきっかけになればうれしい」と手応えを得た様子だった。

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