高校生花いけバトル交流戦で優勝を果たした奥越明成高の石田麗奈さん(左)と伊東瑞穗さん=福井県大野市の同校

決勝での石田麗奈さんの作品

決勝での伊東瑞穗さんの作品

 即興で花を生けるパフォーマンスや出来栄えの美しさを競う「高校生花いけバトル交流戦」が26日、高松市で開かれた。4府県の代表チームのうち、福井県代表の大野市の奥越明成高のチームが初代チャンピオンに輝いた。

 一般社団法人花いけバトルが企画・運営し、香川県などが主催した。昨年、各地で開かれた大会の優勝チームによる決勝大会の位置付けで、初めて開かれた。

 福井県代表は奥越明成高2年の石田麗奈さん、伊東瑞穗さんによる「みー&いっしー」チーム。昨年10月、5校9チームが出場した県大会で優勝した。

 制限時間5分の中で、用意された数十種類の花や木から選んで作品を完成させる。審査員と一般の観客が、作品の仕上がりだけでなく生ける過程の所作なども含めて採点した。2人1チームで、予選の結果を基に組み合わせたトーナメントで対戦した。

 石田さんと伊東さんは初戦で京都府代表を破り、地元の香川県代表と決勝を戦った。伊東さんは花を生けた花器の傍らにロウバイの枝を配置し、枝が広がる中にはカラフルな花を詰めた器を置いた。石田さんは松の木や流木の中に赤や白などのダリアをつつましく配置し、気品ある和風の作品に仕上げた。

 制限時間の間際になって配置した花でがらりと印象を変えたり、生けている途中で向きを回転させて観客を驚かせたりと、みずみずしい感性を発揮した。

 石田さんは「優勝できると思っていなくて、うれしい半分、驚いた」。伊東さんは「初めは緊張したけど最後は楽しめた」と笑顔だった。前川薫顧問は「ただ生けるだけでなく見せ場をつくっていた。2人が全く違う作風だったのも良かった」とたたえた。

 ともに高校生になってから生け花を始めた。2人は「これからも楽しみたい」と話していた。

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