大賞の賞状を手に笑顔の戸室友里さんと作品を着てポーズを取る中村珠莉さん=福井市の啓新高

 福井市の啓新高ファッションデザイン科2年の戸室友里さんが、第17回全国高校生ファッションデザインコンテストで最高賞の大賞に輝いた。「意志の強い女性」をテーマにエッジの効いたデザインが高く評価され「自分の感性が認められたのは本当にうれしい」と喜びを話した。

 同コンテストは神戸ファッション専門学校(神戸市)が主催。全国の高校生から302点のデザイン画が寄せられ、20点が1次審査を通過。衣装を製作し、ショー形式の最終審査が2月4日に神戸市で行われた。

 デザインは「女性の強さがマグマとなってあふれ出ているイメージ」で、ジャケットとワンピースなどで構成。赤黒のカラーや1980年代風の肩のラインで格好良さを出しつつ、細いウエストから広がるボリュームのあるスカートで女性らしさも表現した。審査員のパリコレデザイナーからは「デザイン画の時点で他を圧倒していた。実物を見るのが楽しみだった」と絶賛された。

 1次審査通過の連絡から約1カ月間、放課後こつこつと製作に励んだ。試行錯誤しながらデザイン画通りのスカートのシルエットを針金を使って再現。マグマに見せるオレンジのラインは樹脂系接着剤を垂らし、より“実物”に近づけた。最終審査でモデルを務めた同級生の中村珠莉さんは「他の作品と比べても一番輝いてた。大賞を取れてほっとした」と振り返った。

 同コンテストの大賞は同校初で、加藤美子非常勤講師は「センスは抜群。妥協を許さない努力家で将来が楽しみ」と目を細める。戸室さんは「服は着ても、見ても、考えても楽しい。将来は世界を代表するデザイナーになりたい」と夢を話した。

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