全国の15市町村が加盟した「健康のまちづくり友好都市連盟」の第1回サミット=4日、福井県高浜町事代の城山荘

 地域ぐるみの健康増進活動で各地が抱える課題を解消しようと、全国の15市町村による「健康のまちづくり友好都市連盟」が発足し4日、福井県高浜町事代の城山荘で第1回のサミットを開いた。自治体職員や医療、福祉関係者ら約80人が集い、取り組みを発表し合って交流を深めた。

 福井大医学部講師で高浜町国民健康保険和田診療所医師の井階友貴さん(36)が発起人となり、全国に呼び掛けた。県内では高浜町をはじめ鯖江市、美浜町の3市町が参加。県外からは北海道稚内市、宮崎県延岡市などが名を連ねた。

 加盟自治体のうち13市町の関係者が出席した総会で、井階さんは「少子高齢化の中、どの地域でも医療・福祉関係者が大変そうに見える。みんなが楽しみながら情報交換できる活動を行い、『全国に仲間がいるから頑張れる』という組織にしたい」とあいさつした。

 各自治体の発表では、トップを切って高浜町が地域医療サポーターの会など住民主体で進めている活動を紹介し、構想中の「赤ふん坊や体操」をユーモアたっぷりに披露した。京都府宮津市は、高性能の万歩計を市民約730人に無償貸与している取り組みを説明し、広島県庄原市は介護予防のシルバーリハビリ体操を紹介した。

 同連盟は福井大地域プライマリケア講座(高浜町保健福祉課内)に事務局を置き、年1回のサミット開催や、SNS(会員制交流サイト)による情報発信を通じてネットワーク構築を図る。サミット会場は2017年度は未定だが、18年度は石川県加賀市が名乗りを上げた。

 市職員2人で出席した稚内市地方創生課主事の佐藤建輔さん(29)は「地元では公立病院の医師不足が課題になっており、このような情報交換を通じて医療と健康のまちづくりの参考にしたい」と話していた。

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