子どもたちに競泳の基本を指導する松田丈志さん(左)=5日、福井県おおい町フィットネスセンター「アクアマリン」

 競泳男子で五輪3大会連続メダリストの松田丈志さん(32)を講師に招いた特別授業が5日、福井県おおい町の町フィットネスセンター「アクアマリン」で開かれた。松田さんは、スイミングスクール生や住民らに世界レベルの泳ぎを披露しながら、強い気持ちで練習を続けることの大切さを伝授した。

 松田さんは2008年北京五輪と12年ロンドン五輪の200メートルバタフライで連続銅メダルを獲得。ロンドンでは400メートルメドレーリレーで銀メダルにも輝いた。昨年のリオデジャネイロ五輪では800メートルリレーの精神的支柱として日本を銅メダルに導き、同年9月に引退した。

 特別授業では幼児から高校生までのスクール生50人と一緒にプールに入り、50メートルずつクロールとバタフライの模範泳法を披露。ダイナミックな腕の振りと、流れるような推進力を目の当たりにした参加者からは、大きなどよめきと拍手がわき起こった。

 松田さんは「壁を蹴ってスタートする時の姿勢が大切。腕をしっかり伸ばして」と強調。「息継ぎの際も、キックを止めないように」などとアドバイスした。

 講演会では、地元宮崎県延岡市でビニールハウスのプールを練習拠点にしていたエピソードに触れて「練習環境のせいにせず、速くなりたいという強い気持ちが重要。自分が頑張れば、周りの人たちも応援してくれる」と呼び掛けた。

 参加した大河内のどかさん(11)=おおい町=は「指導はとても分かりやすかった。もっと頑張ろうという気持ちになった」と目を輝かせていた。

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