飲酒運転違反者の居住地別人数(2016年)

 2016年に福井県内で飲酒運転で摘発された違反者は前年比13人減の188人で、罰則が強化された改正道交法施行の02年以降で初めて200人を割り込み、最少を更新したことが福井県警のまとめで分かった。飲酒運転した理由では「捕まらないと思った」が違反者の半数近くを占め、「近くだから」「酔いがさめた」「飲酒量が少ない」と合わせ、甘い考えが目立った。

 188人とは別に人身事故を起こした飲酒運転違反者は28人(前年比2人増)おり、うち2人は自転車の飲酒運転だった。このうち危険運転致傷容疑の適用は5人(同2人増)。死亡事故を起こしたのは7人(同5人増)だった。飲酒運転による事故は追突8件、出合い頭の衝突5件、正面衝突3件。

 188人の男女別では、男性は169人、女性19人。居住地別では福井市が最多の67人(同8人増)。坂井市26人(同1人増)、鯖江市19人(同3人増)、越前市15人(同8人減)、大野、勝山両市が9人(同5人増、同7人増)と続く。前年はいずれも2人だった越前町、おおい町、池田町はゼロだった。

 違反理由で「捕まらないと思った」としたのは80人おり、42・5%を占めた。「近くだから」が45人、「車が必要」が16人と続き、「酔いがさめた」が8人、「飲酒量が少ない」が5人いた。

 また飲酒運転違反者とは別に、同乗、車両提供、酒類提供容疑の「周辺者3罪」では7人(同7人減)を摘発。すべてが飲酒を知りながら運転を依頼する同乗容疑だった。

 県警交通指導課は「少量のアルコールであっても運転に影響を与え、命にかかわる悲惨な交通事故を起こす危険性が高い。飲酒運転を他人ごとと考えず、身近な問題として注意してほしい」と話している。

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