常に身に着けられるようネックレス形にした女性向けの防災・防犯用笛「effe」

色とりどりのホイッスル

 眼鏡枠製造日本一の福井県鯖江市にある眼鏡部品製造などのプラスジャック(本社同市御幸町1丁目、津田功順社長)は、眼鏡の加工技術を生かした女性向けの防災・防犯用の笛を開発した。ネックレスとして普段から身に着けられるようになっており、底面に吹き口がある笛は高音で響きやすく、強く吹かなくても音が出る。災害時などに役立つおしゃれなアクセサリーとして浸透させたい考えだ。

 同社は、眼鏡枠の素材として用いられるセルロースアセテートを使った防災用の笛「LIFE WHISTLE(ライフホイッスル)」を2年前から販売している。今回開発した女性向けのアクセサリータイプは「effe(エッフェ)」の名称で、「眼鏡工場が作る笛」という意味のほか、「えっ、笛?」と一見、笛には見えない形状を名前に込めた。

 防災用の笛は4年ほど前、鯖江市の防災担当職員から製造を持ちかけられたのがきっかけ。当時、笛の製造は未知の領域だったため、津田社長は「さまざまな笛を買ってきて分解し、構造を研究した」と振り返る。最も難しかったのは、音の調整だったという。中の容積が大きいほど低音になり、素材を0・1ミリの単位で調整していった。

 ライフホイッスルは、携帯電話などのストラップとしての使用を想定して製造。しかし、携帯電話をバッグなどに入れている場合は即座に取り出せないケースがあるため、普段から身に着けられるアクセサリーにすることを思い立った。

 1個4800円(税別)。笛の部分は角形と円柱の2種類で、色はそれぞれ10種類ある。福井市の西武福井店内の婦人服「areamode(エリアモード)」で予約販売している。今月末ごろには「effe」の特設サイトでも販売を開始する。津田社長は「笛のイメージを覆す商品になったと思う。今後は指輪など、さまざまな種類を開発していきたい」と話している。

関連記事
あわせて読みたい