県が一九八九年から建設を進めてきた小浜市上竹原と水取を結ぶ「こうのとり大橋」が完成し十日、開通式が行われた。周辺住民ら約百七十人が渡り初めを行い、待ち望んだ橋の開通を祝った。

 同大橋は全長三百四十五メートル、幅十二メートルのアーチ橋で、多田川、北川、江古川の三河川にまたがる。市街地と同市東部の西津方面などへ入る幹線道路が国道162号しかなく、南川と北川に架かる橋も老朽化しているため、地元から建設の要望が挙がっていた。

 当初は二○○一年度に完成する予定だったが、阪神淡路大震災で橋脚や橋げたなどの強化を見直したことなどから、予定より五年遅れた。総事業費は取り付け道路や市道付け替え工事も含め約五十七億円。

 開通式には飯島義雄副知事や村上利夫市長、本県選出の国会議員ら約七十人が出席した。飯島副知事は「橋の開通で、市内の交通渋滞や交通ネットワークの飛躍的な向上が図られると期待している」とあいさつ。橋の命名者である小浜市丸山の榎並保純さんら六人の名前が発表された。関係者によるテープカットとくす玉割りの後、若狭消防音楽隊を先頭に周辺住民らが渡り初めを行った。

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