全米選手権優勝報告会で、笑顔で入場するJETSの部員ら=9日、福井市の福井商業高

 チアダンスの全米選手権インターナショナル・チームパフォーマンス部門で5連覇を果たした福井商業高チアリーダー部「JETS」の優勝報告会が9日、福井市の同校で行われた。部員を代表し水越麻実部長(3年)は「多くの人に支えられて優勝することができた。仲間たちと頑張ってきた日々は、一生忘れられない宝物」と感謝の言葉を述べ、出迎えた同校の生徒たちは「JETSは福商の誇り」とたたえ、喜びを分かち合った。

 報告会は同校体育館であり、全米選手権優勝チームに与えられる「チャンピオンジャケット」を着た部員28人と顧問の五十嵐裕子教諭が、晴れやかな表情で入場。1、2年生約600人が拍手で出迎えた。

 大原陵路校長が「(JETSをモデルにした)映画の公開を控え、プレッシャーは並大抵ではなかったと思う。夢はかなうものと証明してくれた」とねぎらった。野路菜々華生徒会長(2年)は「先輩たちの輝かしい功績を5連覇という形で残し、同じ高校生として尊敬する」と述べた。

 現地5日の決勝では2分15秒の演技を終えると、力を出し切った部員たちは泣いたり、抱き合ったりしながら「ありがとう」とステージ上から叫んだという。水越部長は「お世話になった先輩、一番近くで応援してくれたマネジャーや家族、大好きな五十嵐先生の喜ぶ顔が見たいという思いで踊った」と振り返り、「JETSはまだまだ夢を追い続けます」と力強く語った。

 報告会を終え、部員の鈴木真衣さん(3年)は「家族より長い時間を一緒に過ごした仲間がいたから、ここまで頑張れた。諦めない強い心や自分を信じる気持ちがあれば、夢はかなうと思った」と充実感いっぱいの表情。五十嵐顧問は「本番はミスも目立ち、安心して見ていられなかったが、気持ちは一つになっていた」とたたえていた。

 全米選手権のステージに立った24人中、12人が3年生で、ダンスをこれからも続けたり、看護師や栄養士を目指したりと歩む道はさまざま。美容師養成の専門学校に入る竹原里江さんは「JETSで培った思いやりの心、笑顔を今後に生かしていきたい」と話していた。

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