キャストやスタッフ、舞台セットまで、すべて小浜市民らの手による初のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」が十一日、市文化会館で上演された。

 若狭の文化創造を目指すグループ「はばたけ未来へ実行委員会」が出演希望の市民を募り、昨年六月にオーディションを実施。ダンス出演を含むキャスト約百人で七月から練習を重ね、舞台セットも市民が手作りした。

 サウンド・オブ・ミュージックは、ナチス占領下のオーストリアが舞台で、七人の子どもを抱えるトラップ大佐一家と、家庭教師として派遣された修道女見習いのマリアが織りなす家族愛がテーマの物語。マリア役の大森靖子さん(27)は「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などで伸びやかな歌声を披露。市社交ダンス愛好会や小浜二中の合唱部も舞台に花を添えた。訪れた人々は、笑いあり涙ありの名作の世界に引き込まれていた。