中学統合反対市民団体 来月スタート

 あわら市金津、芦原両中の統合に反対する市民グループ「二校を守る会」(奈須田和彦、組頭五十夫代表)は十五日、役員会を開き、松木幹夫市長の解職請求(リコール)に向けた手続きに入ることを決めた。知事選の終了後に請求代表者証明書の交付を市選管に申請し、四月中旬から署名集めを始めたい考え。

 同会は▽教育的観点から二校は必要▽二校存続の合併協議会合意と市長公約を変更した▽多数の市民の意思とかい離している—として十三日、統合中建設計画を来春の市長選まで凍結し、市長選で民意を問うよう求める申し入れ書を市と市会に提出。十四日までの文書回答を求めていた。

 市と市会側から回答はなく、奈須田代表や前金津町長の川瀬宏顧問ら役員六人が十五日、対応を協議。正式にリコールの手続きに入ることを決めた。奈須田代表は「市の二分を避けたいがための申し入れだったが、回答がなかった。苦渋の選択だが、リコールせざるを得ない」と話した。

 同会は知事・県議選後の四月九日以降に請求代表者証明書の交付を市選管に申請、同月中旬にも集会を開き署名運動を始める。市長の解職請求には市内有権者の三分の一、約八千五百人以上の署名が必要で、署名期間は同証明書の交付翌日から一カ月間。同会は既に約千二百人の受任者(署名収集人)を集めている。

 芦原中の老朽化に端を発した同市の中学校建設計画は、財政難や生徒数の減少などから二○○五年十二月に松木市長が統合方針を表明。昨年六月市会で統合中建設を盛り込んだ新市建設計画の変更案が賛成多数で可決された。現在市は建設地と校名の三月中の決定に向け準備を急いでいる。