男子生徒が倒れているのが見つかった池田中=14日

 14日午前8時半ごろ、池田町池田中(福井県)の敷地で、同校2年の男子生徒(14)が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。同校によると、生徒は校舎3階から転落したらしい。遺書のようなものが残されており、自殺の可能性が高いとみられている。

 同町教委や福井県警などによると、同校の堀口修一校長らが午前8時ごろ、歩いて登校してきた男子生徒の姿を見たが、同10分から教室で開かれる「朝の学習の時間」には参加していなかった。同25分ごろから教員が校内を捜したところ、3階の廊下の窓が開いており、教員が窓の下を見ると校舎北側に生徒が倒れていたという。発見当時意識はなかった。

 学校関係者が110番通報し、県警から同35分ごろ、南越消防組合に救急車を出動するよう要請があった。福井市内の病院に搬送したが、午前10時40分ごろに死亡が確認された。

 男子生徒の転落死を受け、同校などは同日夜、緊急の保護者会を開き、約40人が参加した。

 その後の会見で、堀口校長は冒頭「悔しい」と述べた。男子生徒は生徒会役員で、町内のマラソン大会の伴走ボランティアなどを務め、部活の練習にも熱心に取り組んでいたという。「(現時点で)いじめがあったとは聞いていない」と説明。「自分を高める気持ちのある子」だとして「信じられない」と声を詰まらせた。

 福井県教委によると、公立小中学生の自殺は少なくとも過去10年はない。

関連記事
あわせて読みたい