運の良さなどについて考えを述べた中野信子さん=10日、福井市のユアーズホテルフクイ

 福井県繊維協会と福井県繊維卸商協会の新春講演会が10日、福井市のユアーズホテルフクイで開かれた。講師として招かれた脳科学者の中野信子さんが「チャンスが平等に与えられたとき、それを生かせることが運の良さだ」と話し、活動的で好奇心の強い人は好機を生かせる傾向にあると指摘した。

 会員企業関係者ら約120人が参加した。中野さんは脳科学や心理学の観点から「成功する人の習慣〜チャンスを掴(つか)む方法〜」をテーマに講演した。

 道行く人に新聞を渡し、中に何枚の写真が載っているかを10秒で探して答えてもらうという、「運」について調べた実験を紹介。実は新聞を1枚めくると掲載されている写真の枚数が書いてあり、中野さんは「自分が運がいいと思っている人はそのことに気付くが、悪いと思っている人は探さずに最初から諦めてしまう傾向があった」と話した。

 トランプ米大統領についての分析も披露。「多くの人は、論理的に考えなくても簡単に理解できることを求めている。トランプ氏は論理的ではないが、短くて爽快感を得られる言説を得意としていたため、支持が広がった」と考えを述べた。

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