五輪で勝ち取った3個の金メダルと、銀メダルを説明する吉田沙保里選手=18日、サンドーム福井

 女子レスリングで五輪3連覇の吉田沙保里選手を招いたチャリティートークショー(福井新聞社後援)が18日、福井県のサンドーム福井で開かれた。「夢」をテーマに、小学生のころの夢や五輪を目指し始めた中学生時代の思い出、今後の目標などを笑いを交えて話し、「夢は大きく持って」と会場に呼び掛けた。

 福井県の鯖江王山ライオンズクラブの30周年と丹南高生でつくる鯖江王山レオクラブ15周年の記念事業の一環。「最強女子」の話を聞こうと、クラブ関係者や市民ら約1500人(主催者発表)が来場した。

 盛大な拍手に迎えられ登場した吉田選手は、「小さいころからオリンピック出場が夢だったか」という質問に「×」を掲げ、会場を驚かせた。「小学校の卒業文集に書いた夢は、レジ打ちのおばちゃんだった」と打ち明けて笑いを誘い「レスリングは小学生までは、やらされている感覚だったが中学生ぐらいから勝ちたいと思うようになり、五輪出場が目標になった」と披露した。

 4連覇を逃したリオ五輪を「五輪には魔物が住むというが、それは自分の心に住んでいると思う」と振り返った。「自分が少しでもダメだと思ってしまったら終わり。(決勝で対戦した)ヘレン選手の方が、私に勝ちたいという気持ちで上回っていた」と打ち明けた。

 今後の夢は「東京五輪も目指したいし、いい人も見付けたい」とし、会場の子どもや保護者に向けて「スポーツをやるからには大きな夢や目標、憧れの人を目指して頑張って。親も子どもをサポートしてあげてほしい」とエールを送った。

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